今回の大会は、厳しい暑さの中での試合となりましたが、選手たちは最後まで集中を切らさず、全力でプレーし続けてくれました。

良い場面としては、トップの選手とのコンビネーションプレーや、背後を狙う動きが随所に見られ、攻撃にバリエーションが出てきたことは大きな収穫です。また、前線からの守備ではプレッシングの声かけが少しずつ見られるようになり、チーム全体でボールを奪いにいく意識が高まってきました。さらに、全体的に守備の強度が高まってきており、一人ひとりが球際に強く、粘り強く対応する場面が増えてきたのも成長の証です。

一方で課題としては、ディフェンスラインの背後を狙われた際の対応にまだ迷いがあり、危険な場面を招くことがありました。特に、サイドバックが中央へのカバーリングに入るタイミングやポジショニングに改善の余地が見られました。守備時の連携や声かけを含め、より的確な判断ができるよう、今後の練習で強化していきたいと思います。

試合を通して選手たちは多くの学びを得ることができました。この経験を次につなげ、さらに成長していけるよう、チーム一丸となって取り組んでいきたいと思います。

最後になりますが、大会を運営していただいた皆様、対戦チームの皆様、そして、応援していただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。

総評 楢原